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植物プラスチック

 本日、NHK教育テレビで『モリゾー・キッコロ 地球環境の旅「植物プラスチックが地球を救う」』という番組を放映していました。この番組は、子供向けに作られた環境について考える番組です。今回は植物プラスチック(バイオマスプラスチック)についてわかりやすく説明していました。

 バイオマスプラスチックとは、植物由来の原料を使ったプラスチックのことです。トウモロコシなどを原料とするポリ乳酸やエステル化でんぷんを使用するタイプが一般的で、これらは微生物により土の中で水とCO2に分解されます。バイオマスプラスチックの場合、排出されるCO2はもともと植物が光合成により固定化していたCO2であるため、新たなCO2排出にカウントされない「カーボンニュートラル」という特徴があります。

 最近は多くの用途開発が進められており、スーパーなどで利用されている食品トレイやレジ袋にも使われ始めています。家庭用のごみ袋の素材をバイオマスプラスチックに代える取り組みも行われており、消費者の環境意識の向上とともに、ますます注目されつつあります。

 自動車の内装や電子、精密機器での使用も進められています。「日経ものづくり」(10月号)によりますと、これまでアメリカ企業の独占状態であったベースポリマ製造に日本の帝人や中国メーカーが参入し、低価格化、耐熱性や透明性の向上が図られているとのことです。自動車を含めて、電気電子・精密機器分野で活用技術が進化していくことが期待されます。価格が下がり、いつか"普通の材料"として一気に普及する可能性があります。

 石油はあと40年足らずで枯渇すると予測されています。毎年栽培される植物を使えば枯渇することもなく、永遠に使えるということになりますね。しかし、カゾリンの代替であるバイオエタノールと同様に、食料との競合により、食品の価格が上がるというような新たな問題の発生が懸念されます。

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