« 破れにくい生分解性プラスチック | トップページ | CO2を原料に樹脂を開発 »

温暖化で水没の危機、ツバルに専門家派遣

 今朝の日経新聞に、「温暖化で水没の危機、ツバルに専門家派遣、環境省表明へ」という記事が掲載されていました。

 地球温暖化の影響で水没の危機にさらされている南太平洋の島国ツバルを支援しようと、日本が専門家を派遣することになったそうです。鴨下環境大臣が来年1月3日からツバルを訪問し、アピサイ・イエレミア首相に表明する予定だそうです。

 ツバルはサンゴ礁からできた9つの島からなる小さな国です。平均海抜が2m足らずで、総面積は東京都品川区とほぼ同じという小国です。集会所の前の普通の庭が満潮時になると、じわじわと海水が地面から湧き出てきます。そしてあっという間にまるで池、いや湖のようになってしまいます。このような現象が見られるようになったのは1990年代に入ってからだそうです。今では島の至る所で見られます。そして2006年までの5年間に発生した洪水の数はなんと78回。井戸に海水が入り込み使えなくなりました。飲み水は雨水に頼っています。また海水が畑に入り込むため、タロイモなどの農作物も育たなくなりました。1年ほど前、日本の会社の環境基金の協力で海水から飲み水を作る装置と給水車が、住民に飲み水を提供するようになりました。これがないと生きていけないのです。南太平洋に浮かぶ美しい島ツバルは、先進国が排出している温室効果ガスにより、まさに海に沈もうとしています。ニュージーランドへの移住制度ができて、移住をする人も増えているようです。しかし、移住できるのはパートナー1人と子供だけ。親を島に残して移住せざるを得ない家族もいます。地球温暖化は家族の絆をも引き裂こうとしています。

 日本からの専門家派遣は、国際協力機構(JICA)を通じて来年2-3月にかけて行われる予定です。侵食を防ぐ堤防工事を指導するほか、飲料水の供給や野積みになった廃棄物の管理、白化が進むサンゴ礁の保全などに取り組むとしています。また離島の重要な情報伝達手段であるAMラジオ局の整備なども進める考えといいます。

 ツバルは地球温暖化の象徴的な島だと思います。ツバルが海に沈むということは地球が人類の住めない星になるということ。絶対に水没させてはいけないと思います。日本をはじめ多くの国の支援によって、なんとかこの国を救ってほしい。そう願わずにはいられません。

|

« 破れにくい生分解性プラスチック | トップページ | CO2を原料に樹脂を開発 »

地球温暖化」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/513205/40923981

この記事へのトラックバック一覧です: 温暖化で水没の危機、ツバルに専門家派遣:

« 破れにくい生分解性プラスチック | トップページ | CO2を原料に樹脂を開発 »