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天然ガス火力発電

 3/14(金)の日経新聞朝刊に、「天然ガス火力発電-CO2排出抑制を加速」という記事が掲載されていました。

 三菱重工業と日立製作所が、それぞれ天然ガス火力発電のCO2排出量を削減できる基盤技術を開発したそうです。

 三菱重工は、従来の1500℃より高温の1700℃で天然ガスを燃やす大型ガスタービン技術を開発したそうです。排ガスの再循環システムを新たに考案し、羽根の形状などを改善したそうです。タービンの発電効率が現行の最大52%から56%に向上し、CO2排出量を7%削減できる目処がたったといいます。

 日立製作所は、住友精密工業、電力中央研究所と中小型ガスタービン向けに新技術を開発したそうです。湿度が高い空気を利用してガスを効率的に燃やす方法で、「高湿分空気利用ガスタービン」と呼びます。タービンの吸気に水滴を噴霧する装置などを設計し、実際の1/30の規模の装置を試作したとのことです。高湿ガスタービンは高圧機器などが不要で、設備コストを1~2割減らせます。燃焼効率が高く窒素酸化物やCO2も削減でき、発電コストも1~2割の低減が見込めるそうです。

 日本のエネルギー供給では2006年度、石油の比率が1990年度に比べ10ポイント減の47.1%となりました。一方で天然ガスは5ポイント増の15.2%になりました。近年では原油高で石油から天然ガスへの移行が進んでいます。米国や中国、インドでも天然ガス発電への需要拡大が続いています。

 古くなった石油・石炭発電所の置き換えという点で、これらのガスタービン効率の高い天然ガス発電に切り替えるという方法は有効かもしれません。しかし天然ガスも有限資源ですから、最終的には自然エネルギー発電を増やす施策が必要ですね。

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