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排水処理、微生物の力で大幅省エネ化

 今朝の日経新聞に、「排水処理、大幅省エネ化-三機工業と荏原、消費電力7割減」という記事が掲載されていました。

 三機工業と荏原は、消費電力を従来に比べて7割減らせる排水処理システムを開発し、実験用プラントで基本性能を確認したと発表しました。汚水中の有機物を分解する微生物の働きを活発にするため、空気を送り込む装置に替えて空気を含むスポンジを活用し、省エネを実現したとのことです。

 開発したのは、微生物の働きを利用して排水中の有機物などを除去する排水処理システムです。四立方㍍の箱型水槽の中に、汚水中の有機物を分解する微生物と空気を含む多数のスポンジをすだれのようにつるしてあります。水槽の天井から汚水を流し込み、底から処理水を取り出します。通気口から外気が出入りするので、空気がスポンジに供給されます。

 従来は汚水を微生物とともに沈殿槽に入れ、微生物を活発にするためにばっ気装置で酸素を送り込んでいましたが、駆動電力を要していました。新システムでは前処理を含めても従来と比べて排水処理全体の消費電力は7割削減できるとのことです。

 微生物の働きは水温の変化が大きく影響しますが、年間を通じて暖かい東南アジアなどでは、低エネルギーでの下水処理も可能になります。

 微生物の力はすごいですね。「素敵な宇宙船地球号」というテレビ番組がありますが、3/30に放送された「ゾマホン汗かき奮闘記 後編~故郷の湖再生プロジェクト」という番組で、カキ殻を敷き詰めた籠を湖に沈めることで、ゴミで汚れた西アフリカ ペナン共和国のノコエ湖の水質を綺麗にしようというプロジェクトの様子が紹介されていました。ここでも使うのは"生物"の力です。食物連鎖の中で生物は地球を維持するメカニズムを持っているのです。昨今絶滅危惧種の増加が問題になっていますが、生物多様性を維持することが地球を浄化し、持続可能なものにしていくカギになるように思います。

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