« 業種の枠超え化学物質の情報共有 | トップページ | 低価格の太陽電池実用化へ »

日本の水処理技術、世界で貢献

 今朝の日経新聞に、「シンガポール水処理研究 日本勢参入」という記事が掲載されていました。

 日本の素材メーカーなどが水処理事業の研究で相次ぎシンガポール政府と提携し始めたそうです。

 帝人はオゾンなどを利用した排水の浄化技術の実証試験を開始します。9月にもシンガポールの水資源を管理する公共事業庁(PUB)の施設を利用して実験を開始します。来年にもシンガポールでの実用化につなげるとしています。旭化成は自社の膜技術を使って排水から汚物などを取り除く膜分離活性汚泥法(MBR)の実験を4月から9月までの予定で実施します。日東電工と三菱レイヨンエンジニアリングは逆浸透膜を利用した排水再利用の試験をしています。各社とも水生産に向けてコスト削減やリサイクル率向上を目指しています。

 シンガポールは水自給率が低く、排水の半分を再利用しています。低コストの海水淡水化にも取り組み、企業に処理場を実験の場として提供しています。

 シンガポールに限らずいくつかの日本企業が海外の水問題に貢献しています。たとえば、東洋紡や東レは逆浸透膜モジュールを中東地域に供給しています。旭化成は中国にも精密ろ過膜を供給しています。ササクラは伊藤忠商事と共同でサウジアラビアから12基の海水淡水化装置を受注しています。日東電工は中国でも、塩分や汚水物質を多く含む原水から工業用の純粋を確保すべく、純水製造用逆浸透膜を開発しています。

 大阪市に本社を置く社員64名の浄化剤メーカー日本ポリグルは、「世界中の人々が安心して生水を飲めるようにすること」を会社の使命として活動を続けています。その活動ぶりは6/3に放送された「ガイアの夜明け」でも取り上げられました。

 世界の水不足問題は深刻化しています。安全な水の安定供給を受けられない人は全世界で約11億人(世界人口65億人)、2025年には24億人になると予測されています。農産物等を通じて多くの仮想水を海外から輸入している日本にとっては、世界の水不足問題には是非とも貢献したいものです。

にほんブログ村 環境ブログへ

|

« 業種の枠超え化学物質の情報共有 | トップページ | 低価格の太陽電池実用化へ »

環境配慮型素材」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/513205/41661769

この記事へのトラックバック一覧です: 日本の水処理技術、世界で貢献:

« 業種の枠超え化学物質の情報共有 | トップページ | 低価格の太陽電池実用化へ »