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低価格の太陽電池実用化へ

 今日の日経新聞夕刊に、「低価格太陽電池を実用化-昭和電工11月量産、シリコン系の1/5」という記事が掲載されていました。

 昭和電工は、藤森工業、桐蔭横浜大学発ベンチャーのペクセル・テクノロジーズ(横浜市)と共同で、フィルム状の新型太陽電池を開発しました。「色素増感型」と呼ばれるタイプで、光が当たると電気をつくる化合物を薄いプラスチックで挟んだものだそうです。表面に当たった光を電気に変える発電効率は4-5%とシリコン系の比べて室内灯や床に反射した光での発電効率が高く、紙のように薄く部屋の壁などに張り付けて発電することもできるといいます。今年11月から月産3000枚(10cm角換算)で生産を始めるそうです。価格はシリコン系に比べておよそ1/5だそうです。

 産業技術総合研究所は非シリコン系で発電効率が世界最高水準の太陽電池を開発しました。「CIGS(銅、インジウム、ガリウム、セレン)」と呼ばれる太陽電池で、発電効率は15.9%に達したそうです。企業と組んで2年後を目処に実用化する考えだそうです。用途は屋根などの屋外に限られるもののシリコン系に比べて材料や製造コストが下がり、発電単価は1/3~1/4になるといいます。

 このところ、太陽電池に関する話題がよく新聞等で取り上げられています。先日発表された日本の地球温暖化対策の国家ビジョン(福田ビジョン)では太陽電池の普及率を2020年に現在の10倍、2030年には同40倍にするという目標を掲げました。今回の低価格太陽電池の実用化は、それに向けて弾みがつく可能性があります。自動車を始め、ありとあらゆる場所で低価格の太陽電池が使えるようになり、化石燃料依存の発電をゼロにすることもそう遠くはないかもしれません。

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