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フランスの発電、脱「石油・石炭」

 今朝の日経新聞に、「フランスの発電、脱『石油・石炭』-太陽光・風力 全建物に」という記事が掲載されていました。

 フランスは、2020年末以降に建設する一般住宅を含むすべての建物に太陽光発電など再生可能エネルギーによる発電装置の設置を義務付け、同年を目処に石油、石炭などの化石燃料の発電所での使用を事実上セロにすると発表しました。フランスでは現在、原子力発電が発電量の80%近くを占めているので、残り20%を再生可能エネルギーで賄うことで、大規模発電によるCO2の排出量をゼロにする見込みとのことです。

 2020年末以降は住宅やオフィスで太陽光をはじめ風力なども利用した発電が、ガス暖房などで消費するエネルギー量を上回るように定め、化石燃料の消費を抑えることも盛り込んでいます。断熱性能の引き上げも明記しています。これらの施策で建物からのCO2排出量が2020年には現行の38%減少すると見ています。

 再生可能エネルギーの発電装置を全建物に設置を義務づけるというのはかなり大胆な政策ですね。フランス政府の強いリーダーシップが窺えます。原子力発電があるものの化石燃料による発電ゼロというのも思い切った目標ですね。あるべき姿をまず示すことで、国民の意識を変え、技術の進歩を促す。そして世界をリードし主導権を握る。フランス政府の戦略性を感じます。

 これから益々再生可能エネルギーの動向が注目されます。基本的なことは勉強しておいて損はないでしょう。太陽光発電については以下の本が比較的わかりやすくてお手ごろです。太陽電池の利用の歴史から太陽電池の仕組み、将来展望まで多くの図を使ってわかりやすく説明しています。一読してみるといいと思います。

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