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電力供給事業者による大規模太陽光発電所

 今朝の日経新聞に、「太陽光パネルベイの柱に-関電・シャープ、堺に発電施設発表」という記事が掲載されていました。

 関西電力とシャープは6/23、大阪府堺市臨海部に世界最大級の太陽光発電施設を共同で建設すると発表しました。関西電力が単独で「堺第7-3区」(西区)に建設する太陽光発電所は一般の送電線につながる国内初の大規模な太陽光発電所で、住宅約3000軒分の電力を賄える約1万kwの出力を持つといいます。産業廃棄物の埋め立て処分場の広大な土地(約20㌶)を大阪府から借りて、まずは赤字覚悟で2011年までに太陽光発電所を稼働させる計画で、原子力や火力などと並ぶ主要な電源になり得るかを検証するとしています。

 さらに、シャープと関西電力は共同で、シャープなどが建設中の「液晶コンビナート」内にも太陽光発電施設を造ります。工場群の屋根などに太陽電池パネルを置き、最大で約1万8千kwの出力を確保するとしています。こちらはコンビナート内の電力供給専用です。この太陽電池パネルはシャープがコンビナート内に建設中の太陽電池工場で生産されるものを使います。

 2ヵ所の発電能力を合計すると約2万8千kwとなり、スペインで稼働している世界最大の太陽光発電所の出力2万kwを超える規模になります。

 堺市は関西電力、シャープ、大阪府に呼びかけ、今秋にも太陽光発電の普及を進めるための「メガソーラー協議会(仮称)」を設立するといいます。そして、内閣府が募集した「環境モデル都市」に応募し、国の財政支援を受けたい考えです。

 コスト高を理由に再生可能エネルギーの買取に消極的な日本の電力業界の中で、赤字覚悟で太陽光発電所を自ら稼働させようとする電力会社が現われたことに、やや驚きを感じました。これも原油高のなせる業でしょうか。いや、産油国がオイルマネーがある内に再生可能エネルギーへの投資を行い、石油枯渇に備え、手を打っていることを考えると、これも当然の流れかもしれません。

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