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パワー半導体、省エネ効果で需要拡大

 今朝の日経新聞に、「『電力制御』半導体を増産」という記事が掲載されていました。

 パワー半導体は、電圧の上げ下げや交流の直流への転換、電流の流れを整えるのに使う半導体です。エアコンの省エネ効果で知られるインバーターはパワー半導体を組み合わせた部品。半導体は動作時に配線部分に電流が流れて損失が生じるが、パワー半導体はその損失を低減することができます。

 東芝はノート型パソコンの電力制御用のパワー半導体を増設します。ノート型パソコンなどは充電したバッテリーの利用時間を長引かせるために、心臓部の半導体を効率よく駆動できるよう15ボルト程度のバッテリー電圧を2ボルト以下に下げることが増えています。東芝が開発した小型で低電圧に変換する製品は周辺部品を増やす必要がなく、電力消費を抑えられるとして需要が増えています。

 ルネサンステクノロジーは表面面積を半減した小型の先端品の生産を年末までに当初の6倍以上となる月間5000個に増やす計画を立てています。

 三菱電機は太陽電池や風力発電など新エネルギー向け製品の売上高を、2010年度をめどに2007年度実績比の2倍以上となる40億円超に引き上げます。太陽電池システムで発電した電力を直流を交流に変えたり昇圧したりする、パワー半導体を組み込んだ複合部品の需要が大幅に伸びているためです。複合部品の性能を示す変換効率が従来品より2ポイント高い世界最高の97.5%とした製品を増産するといいます。

 パワー半導体でもメモリーと同様、回路線幅の微細化が進んでいます。回路線幅を細くすると電流の損失低減と高速動作とを両立でき、組み込んで使う製品のバッテリー電力を効率良く使えます。ノート型パソコンの長時間動作やハイブリッド車の燃費向上といった効果が見込めるといいます。

 アメリカの調査会社によると、2007年の汎用パワー半導体の世界市場は、約1兆3000億円で前年比で7%増だそうです。さらに省エネ部品の活用が広がることを期待したいですね。

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