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電気バス、街の足に

 今朝の日経新聞に、「電気バス、街の足に-環境対策狙い相次ぎ実験」という記事が掲載されていました。

 近畿の自治体の間に電気バス導入の機運が高まっているそうです。堺市では産学官で組織した堺市都心地域協議会が10/15~11/14の間、堺の観光スポットとなっている旧市街地で早稲田大学が開発した電気バスを走行させる計画です。日野自動車のマイクロバスの車両を改造し小型バッテリーを積んだもので、動力源はナトリウム塩化ニッケル電池です。定員13人。ディーゼル燃料のマイクロバス2台も併用し、電気バスがどれだけCO2を減らすか計測するそうです。東京大学が開発したオンデマンドシステムを導入し、乗客はバスの乗り降りの場所や時刻を電話やパソコンで予約できるとのことです。予約を受けるとコンピュータが運行計画を作り、バスに経路を指示します。

 奈良県は11/8、9の両日またはどちらか1日間、奈良市の奈良公園で実験します。県庁から春日大社、若草山のふもとなど約3kmを周遊します。北陸電力などが開発した電気バス1台と堺市の実験と同じ早稲田大学の電気バス1台の合計2台を借ります。北陸電力の電気バスはリチウムイオン電池が動力源です。奈良公園周辺は10~11月、奈良国立博物館の正倉院展が開催され道路が混雑します。県は渋滞緩和とともに公園の環境保全、文化財保護などに寄与すると期待しています。

 北陸電力、早稲田大学などの電気バスのCO2排出量は同規模のディーゼルバスに比べて、いずれも30%台と少なくなっています。しかし、開発費は北陸電力の電気バスで、同型のディーゼルバスの10倍以上の7,000~8,000万円。このうち半額程度を電池代が占めています。電池のコストダウンが普及に向けての課題となっています。

 欧州では周辺環境に配慮し、電気バスの導入が最近5年ほどで急速に進んでいます。日本では関西電力が2007年に大阪府茨木市の彩都などで主催した電気バスの試乗会に近畿の22自治体が参加するなど、近畿の自治体の電気バスへの注目は高くなっています。今回の実験を踏まえ、開発コスト高を乗り越え、どれだけの自治体が導入するのか、見守りたいところです。

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コメント

環境問題で電気バスの機運が高まるのは大いに結構なことで大賛成なんですが、そのための社会実験補助金に群がる人たちがいて、ほんとに国費の無駄使いが多発しています。
まずは身の回りから環境を見直すことが先決ですね。私はアイドリングストップを実行しています。

投稿: 堺LRT | 2008年11月23日 (日) 12時58分

>堺LRTさん
 コメントありがとうございます。
そうですね。エコドライブの実践も大事ですね。先日ホンダがエコドライブを支援するシステムをハイブリッド車に搭載すると発表しましたね。

投稿: 高野 | 2008年11月23日 (日) 16時42分

エコドライブ、大切です。先般、原油価格高騰の折、皆さん安いガソリンスタンドに行列ができました。160~170円/Lくらいのレギュラーガソリン価格だったら皆さんエコドライブできると思いますよ。極論ですが、ガソリン税を上げてその分を道路特定財源に使うのではなく環境財源として利用すればあっという間に炭酸ガス低減できるでしょうね。猛反発を食らうでしょうが、、、、汗)
でもそういう時代になったのだと思います。

投稿: 堺LRT | 2008年11月24日 (月) 11時46分

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