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高性能の光触媒

 今朝の日経新聞に、「光触媒、性能10倍-室内で有害化学物質分解」という記事が掲載されていました。

 松下電工と東京大学先端科学技術研究センターは、室内のような弱い照明でも有害化学物質や汚れを効率的に分解する光触媒を開発したとのことです。光触媒は、以前このブログでも取り上げましたが、一般的には酸化チタンを原料にしたもので、可視光線より波長の短い紫外線にしか反応せず、室内では別に紫外線光源を設けなくては機能しないという難点がありました。今回の新素材は、酸化タングステンの微粒子の表面に銅イオンを付けたもので、可視光線が当たると、銅イオンが空気中の酸素から電子を奪い、有機物を直接分解するようになるそうです。そのため、シックハウス症候群の原因物質アセトアルデヒドなどを従来技術の10-12倍の速さで分解するとのことです。

 しかし、タングステンはレアメタル(希少金属)で、価格は酸化チタンの5倍もします。研究グループでは、酸化チタンに他の物質を微量混ぜることで、酸化タングステンと同じ機能を発揮できるように改良する計画だそうです。

 以前、化学物質過敏症に苦しむ少女の姿をテレビ(素敵な宇宙船地球号2007年1月28日放送)で見たことがありました。彼女はクリーンルームのような部屋で酸素マスクをして寝たきりの状態でした。体の重力を司る神経にダメージを受け、立つことも長く座ることも出来ないのです。そんな姿を見て大変ショックを受けたことがありました。化学物質過敏症は化学物質の吸収で体内に蓄積され、一定量を超えると発症するのです。室内で使える光触媒がこのような化学物質過敏症の発症を一人でも抑えられたらと思いました。

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