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バイオ水素カー

 録画DVDから8/24に放送された「夢の扉」を見ました。テーマは「バクテリアから作った水素を利用した究極のエコカー」です。

 今、CO2を排出しないクリーンな車として自動車メーカーが、水素を燃料とする燃料電池車の開発に取り組んでいます。水素と酸素を化学反応させる時に発生する電気を利用して車を走らせるというものです。排出されるのは水だけです。しかし、これにも問題があります。水素を作るのに石油や天然ガスといった化石燃料を使う点です。

 そんな中、東京・玉川大学工学部の小原宏之教授と学生たちが、バクテリアで作った水素で車を走らせる究極のエコカー作りに取り組みました。バクテリアの中に水素を発生する水素生成菌というのがあります。これは、田んぼやゴミ捨て場などのメタンが発生しているようなところには必ずといっていいほどいるんだそうです。小原教授と学生たちは静岡県佐鳴湖から採取した水素生成菌を使うことにしました。容器に水素生成菌を住みつかせる固定材を入れます。そして水素生成菌のエサとなる糖分をたっぷり入れ、その中に佐鳴湖から採取した水素生成菌を入れます。これを安全面を考えて屋外に作った小屋に設置し、容器にビニールホースを巻き、お湯を流します。菌が活動するのに適した温度38℃に保ち、放置するのです。最初は酸素が入り込み、失敗しましたが、2度目の挑戦で100日で300リットルの水素を生成することが出来ました。これを実験用の車に設置し、実験したところ、時速40kmを超えるスピードで3分間、1kmを走行することができました。

 小原教授は、将来、車にバクテリアを積んで水素を発生させながら走る究極のエコカーを作りたいと夢を語ります。

 小原教授のグループは湖沼から採取した水素生成菌を利用していましたが、株式会社フレイン・エナジーでは、ふすま、米ぬか、生ゴミ、りんご、ぶどうの絞り粕などの農産系の有機廃棄物にも水素生成菌がいるようで、有機廃棄物を入れて水素を作る装置を作っています。また、NEDOでは、太陽光エネルギーから水素への変換効率の高い光合成細菌の変異株を創出する研究が進められています。さらに、雑草が自身に付着している水素生成機能のある微生物から水素を発生させようとする「雑草水素」というのもあるそうです。

 それにしても生物の力というのはすごいですね。雑草から水素ができればいくらでも水素が出来そうですね。将来、雑草を積んだ車が街を走るようになるのでしょうか。楽しみです。

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