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雑草から石化原料

 今朝の日経新聞に、「雑草から石化原料-米ダウと12年にも量産」という記事が掲載されていました。

 地球環境産業技術研究機構(RITE)は米化学最大手のダウ・ケミカルと共同で、雑草や農産廃棄物から石油化学の基礎原料を量産する技術を実用化すると発表しました。植物繊維から合成し、石油から作るナフサ(粗製ガソリン)の代替品にする考えです。

 雑草などの繊維から繊維からプロパノールと呼ぶアルコールを作る技術を実用化し、2012年にも量産を始めるとしています。プロパノールを化学処理すれば基礎原料のプロピレンを合成でき、自動車の外装素材などに使う樹脂やアクリル繊維、インクなど幅広い科学製品の原料となります。

 RITEは遺伝子を組み換えた微生物を使ってプロパノールを作るための基礎技術を開発しており、雑草1kgから200-300gのプロパノールを製造できるといいます。この技術を応用し、ダウとRITEが2010年に米国で実証プラントを建設。2012年にもダウが中南米などで量産に乗り出す見通しだそうです。

 新技術で生産した石化原料は、原油依存度の引き下げに加え、CO2の排出量削減にもつながります。石油から作る場合に比べCO2排出量を約1/3に削減できるといいます。

 そもそも石油がどうしてできたかというと、いろいろな説がありますが、現在最も有力とされる考え方は、海の生物――動・植物がもとになって生まれたとするものだそうです。地質時代から大量に生息していた下等なプランクトンの死骸が枯死した海底植物と混じって堆積したものが、嫌気性バクテリアの活動によって、長年月のあいだに石油系炭化水素に近いものになっていったと考えられています。そう考えると、雑草や農産廃棄物のような生物から石化原料ができても不思議ではありませんね。身近にいくらでもある雑草が有効利用されるとなると、エネルギー問題、あるいは資源枯渇問題の解決の一助になりそうですね。

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