« 太陽電池、アジアで大増産 | トップページ | 広がる特定者間オフセット »

燃えにくいバイオプラスチックの開発

 今朝に日経新聞に、「燃えにくいバイオ樹脂-キャノン・東レ 複合機部品向け」という記事が掲載されていました。

 キャノンと東レは燃えにくいバイオプラスチックを共同で開発したそうです。バイオプラスチックは、石油由来のプラスチックに比べて製造過程で発生するCO2排出量を2割削減できるものの、燃えやすい点が課題でした。今回は、プラスチックの分子を分散させた上で、非ハロゲン系の難燃剤を混ぜ合わせて成形する技術を採用しました。そうすることによって、石油由来の樹脂と同等の難燃性を得られたとのことです。

 2009年にもオフィス用複合機の外装部品に採用するとしています。石油消費量の削減など、環境負荷の削減につなげるのが狙いです。

 バイオプラスチックは焼却しても新たなCO2を排出しないというメリットもあります。また、焼却してもダイオキシンを発生しないし、残渣も残りません。リサイクルも可能です。

 しかし、いくつか課題も指摘されています。1つは食料との競合です。たとえば穀物由来の原料でバイオプラスチックを作るとなると、食料不足に拍車をかけることになります。遺伝子組み換え作物を原料とするバイオプラスチックも急増しているそうです。現在ウォールマートや、マクドナルドなどで利用されていて、マーク&スペンサーでは、「有機食品の包装材として、この遺伝子組み換えトウモロコシ使用のバイオプラスチックが利用されている」、と書かれています。しかも、現在の生分解性プラスチック認証には、遺伝子組み換え作物を原料として使用した場合の記載義務がありませんので、消費者が区別できないということになります。

 いいことずくめと思っていたバイオプラスチックにもいろいろ課題があるんですね。やはり、ゴミをなるべく出さない生活を基本に考えて、バイオプラスチックの適切な使い方について考えていく必要がありますね。

にほんブログ村 環境ブログへ

|

« 太陽電池、アジアで大増産 | トップページ | 広がる特定者間オフセット »

環境配慮型素材」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/513205/42741548

この記事へのトラックバック一覧です: 燃えにくいバイオプラスチックの開発:

« 太陽電池、アジアで大増産 | トップページ | 広がる特定者間オフセット »