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電力会社の風力発電購入量増加へ

 今朝の日経新聞に、「風力発電 普及へ追い風-東北電力など購入増へ」という記事が掲載されていました。

 東北電力など電力各社が風力発電で造った電力の購入を拡大するそうです。風力発電は風の吹き方で発電量が変わるため、需要にあわせた計画的な発電ができません。風力発電が増えると電力供給が不安定になるとして、都市部を除く7つの電力会社は引き受け上限を設定しています。風力発電所を新設しても、電力会社が引き受けなければ電気は販売できず、事実上の立地制限になっているのが現状です。

 電力会社は、新エネルギー等電気利用法(RPS法)によって、新エネルギーの一定以上の利用が義務付けられています。しかし、その義務量が2010年度の目標量として電気供給量のわずか1.35%と低く抑えられているので、義務量以上の新エネルギーを買い取ってもらえず返って新エネルギーの普及を阻害しています。そうした中、東北、九州など六電力会社は風力発電所の送電受け入れ量を合計で2007年度末比の6割多い100万kw以上増やしました。中でも全国の風力発電能力の3割が集まっている東北地方が担当エリアの東北電力は、これまで受け入れ上限を52万kwとしていましたが、今月85万kwに引き上げました。

 今月から自然エネルギーの市場取引も始まり、買い手が広まる様相を見せています。政府は2010年度までに300万kwの風力発電所の稼働を目指していますが、さらに電力会社の買い取り量を増やさないと目標達成は難しいでしょう。「新エネルギー等電気利用法」の買い取り義務量の上限を撤廃するとか、買い取り価格への補助金など、さらなる支援策が期待されます。

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