« 電気自動車普及への足音 | トップページ | エネルギーマネジメントの国際規格化(ISO50001) »

CO2を減らす製鉄法

 今朝の日経新聞に、「CO2減らす製鉄法開発-鉄鋼各社が研究加速」という記事が掲載されていました。

 鉄鋼各社は共同でCO2排出量を大幅に減らす製鉄新方式の開発を加速しているそうです。

 JFEスチールは今年度中に千葉市の研究拠点に1日3㌧のCO2を吸収できる実験設備を導入するそうです。高炉で鉄鉱石とコークスが反応した際に発生するCO2の適した吸収剤の開発に取り組むとのことです。2010年度には製鉄工程で発生する「スラグ」の廃熱回収設備も設ける予定だそうです。

 新日鉄グループは、化学溶液でCO2を回収・分離するための試験設備を君津製作所(千葉県君津市)に設けます。溶液で吸収したCO2を分離のに加熱が必要になりますが、その熱をスラグから回収した熱を利用するのだそうです。

 上記2社に住友金属工業、神戸製鋼所、日新製鋼を加えた高炉5社は、それぞれ鉄鉱石中の酸素分を除去するための実験設備を研究所内に設けます。現在はコークスの炭素分を酸素と反応させて取り除いていますが、コークスの一部を水素に切り替えることで大幅のCO2を削減しようという試みを実験するそうです。高炉での水素の活用やCO2吸収、廃熱利用などを組み合わせてCO2排出量を30%削減できる製造方法を確立させたいとしています。

 鉄鋼業界は全産業の中でCO2排出量が最も多い業界ですから、こうした取組みは効果が大きいと思われます。今後の研究に期待したいものです。

|

« 電気自動車普及への足音 | トップページ | エネルギーマネジメントの国際規格化(ISO50001) »

環境配慮型素材」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/513205/45832499

この記事へのトラックバック一覧です: CO2を減らす製鉄法:

« 電気自動車普及への足音 | トップページ | エネルギーマネジメントの国際規格化(ISO50001) »