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汚泥や生ゴミが燃料として返ってくる

 今朝の日経新聞に、「環境立国関西 第3部 地域に根ざす -川が熱源、省エネ3割 汚泥を燃料化」という記事が掲載されていました。

 その中で、神戸市下水道河川部が、10/19にバイオガスを一般家庭に供給する新プロジェクトを大阪ガスなどと共同で発表したことが取り上げられていました。

 神戸市は、東灘処理場で発生する下水汚泥を発酵させてバイオガスを製造し、市営バスの燃料に使う取り組みをしています。しかし年220万㎥の製造能力のうち半分程度は使い切れず焼却処分しているそうです。そこで今回は神鋼環境ソリューションと組んで設備を新設し、バイオガスを都市ガスとして使えるように成分を調整します。そして大阪ガスが2010年度からこれを買い取り、通常のガスと混ぜて供給するということです。都市ガスとして使うバイオガスの量は年80万㎥程度で、ガス使用に伴うCO2排出量を年1200㌧減らせるといいます。

 京都市は家庭の生ゴミからガスを取り出す試みをしています。2008年から大阪ガスと組んで実験中で、実験では2200世帯に生ゴミを分別してもらい、回収・発酵させてバイオガスを作ります。ガス化してコージェネレーションシステムの燃料などとして使えば、ゴミのまま燃やすと最大2割にとどまるエネルギー回収率を5割に引き上げられるといいます。

 一般家庭から排出される下水や生ゴミがエネルギーとなってまた家庭に返ってくる。そんな時代がすぐそこまで来ているんですね。考えてみると、日本では昔は汚物を河川に流すことをせず、肥料として使っていました。下水のない循環サイクルが出来ていたんですよね。今、文明の利器とエネルギーを使って循環サイクルを再び作ろうとしている。どちらが賢いやり方なんだろうと考えてしまいます。

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