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廃棄パネルからのインジウム回収

 今朝の日経新聞に、「廃棄パネルから95%回収-希少金属もインジウム」という記事が掲載されていました。

 大阪府立大学の吉田弘之教授はシャープと共同で、廃棄した液晶パネルから希少金属であるインジウムを回収する新技術を開発したそうです。

 インジウムは液晶パネルの電極に必須な材料で、ガラス基板に付着させて使われています。パネルを酸で溶かして特殊な膜でインジウムを回収する方法がありますが、手間がかかるうえ、高コストで利用は進んでいないそうです。新技術はガラス基板を小さく砕いてから、水酸化ナトリウム溶液に入れ、高温高圧で処理することによって水酸化ナトリウム溶液を分解力の高まる「亜臨界」状態にして、インジウムをガラス基板がらはがすという方法で取り出します。実験ではインジウムを固体のまま約95%も回収することができたそうです。この新技術は処理が簡単なので、安く回収できる可能性があるといいます。

 インジウムの埋蔵量は中国が世界1位です。中国ではインジウムを始めとするレアメタルの輸出規制強化の動きがあります。また資源提供の代わりに環境技術の提供を求める動きもあり、難しい判断を迫られる可能性もあります。そう考えると、なんとか日本の「都市鉱山」から希少金属を少しでも多く効率よく回収する方法を確立しなければなりません。更なる研究開発、実用化を期待したいものです。

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