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低温廃熱回収システム(廃熱発電)

 今日、株式会社ダ・ビンチ(本社:奈良県大和高田市)の名張研究所を訪問しました。この会社は、経済産業省の関西フロントランナー大賞2010を受賞された会社で、これまで困難とされていた低温廃熱を回収して発電するシステムを開発されました。

 80~200℃の廃熱温度に応じて沸点の違う作動液を水、エタノール、イソペンタンと多段階に使い分け、作動液の蒸発と凝縮を効率的に繰り返すことでロータリー熱エンジンを回転させ、発電機と組み合わせて発電するしくみです。そのロータリー熱エンジンの起動電力(制御系)もゼーベック素子による温度差発電で発生させるなど、電源設備のない焼却炉の廃熱も回収して発電できるという、徹底して廃熱を利用するしくみになっています。将来的には40℃というどこにでもあるような廃熱でも発電できるようにしようと研究をされているそうです。

 どんなエネルギーも最後は熱に変換されて、しかも低温になって使い道がなくて捨てられてしまいます。使うのが一番やっかいなのが熱なんです。それを回収して使い勝手のいい電気に変えるという技術はすばらしいと思います。ようやく試作品ができてこれから導入を検討しているお客様企業で実証実験という段階だそうです。家庭でのお風呂の廃熱から電気を作るということが将来できるかもしれません。現システムの実用化と普及、さらなる低温での廃熱発電の実現を期待したいですね。

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株式会社ダ・ビンチは「みえファンド」の投資先企業でもあります。

投稿: 水谷哲也 | 2011年1月31日 (月) 14時45分

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