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2011年9月

磁力抵抗ゼロの発電機

 DVD録画から9/18に放送された「夢の扉」という番組を見ました。この日のタイトルは、「元大工のひらめきが電力に革命を」です。

 磁石とコイルを使った発電機では、発電機を回す時にカクッ、カクッという抵抗感があります。磁石同士が引き合って回転が重くなるのです。いわゆるコギングトルクと呼ばれるものが発生し、発電にムダが生じるのです。元大工の平松敬司さんは、4台以上の発電機を1本の軸でつなげ、各台の磁石の位置を軸から見て均等な角度でずらすことで、磁石が引き合う力を相殺させることを発案しました。火力発電にせよ、風力発電にせよ、多くの発電機は回転による運動エネルギーを電気に変えるものです。この変換効率が平松さんの方式では8%改善されるのだそうです。さらに発電機を8台並べると磁力の抵抗はほぼゼロになるといいます。京都大学の中村武恒准教授らがこの原理を解析し、2011 年春季低温工学・超電導学会で発表しました。その内容が京都新聞の記事で紹介されています。

 こんな簡単な構造が大きな発電効率のアップにつながるとは驚きです。素人の発想は専門家でも気づかなかった盲点を突いたのでした。これはすごい発明ですね。すべての火力発電機や風力発電機でこの方式を使えば発電量は大きく増加しますね。以前にこのブログで紹介した廃熱発電機に取り付ければ、わずかな廃熱からでも大きな電力を取り出せるかもしれません。多分野への広がりが期待できそうです。

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体液で発電、バイオ燃料電池

 今朝の日経新聞に、「体液で発電、機器作動」という記事が掲載されていました。

 東京農工大学の秋山佳丈助教と森島圭祐准教授らが、昆虫の体液を利用して発電するバイオ燃料電池を開発したそうです。昆虫の体液に含まれるトレハロースを酵素でグリコースに分解した後、酵素で酸化させて発電するといいます。実際にゴキブリにこの燃料電池を取り付けて、10.5マイクロワットの電力を得たそうです。電気刺激で昆虫を操る部品を取り付ければ、情報を集めたい場所へ移動させることもできるといいます。ゴキブリの背中に放射線測定器を取り付けて、燃料電池で発電した電力で原発事故現場の放射線量を把握することに使うということもイメージされているそうです。

 嫌われ者のゴキブリを利用して発電するというのはおもしろいですね。ネット上には「ゴキブリ発電所」というのがあって、事故を起こすという架空のストーリーが掲載されていますが、原子力をゴキブリに例えた風刺ですかねぇ。

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