« 2012年2月 | トップページ | 2012年5月 »

2012年4月

紙ゴミからバイオエタノール

 4/22に放送された「夢の扉」を見ました。テーマは「京都発 究極のリサイクル!紙ゴミから生まれるバイオエタノール!」です。

 家庭やオフィスから出る紙ゴミを燃やして発電することは以前からありますが、この番組で紹介されたのは、紙ゴミを発酵させてバイオエタノールを作るというものでした。

 木材から作られる紙ゴミには、バイオエタノール製造に欠かせない「糖分」が多く含まれ、生ゴミよりもかなりの生産量が見込めるといいます。“都市が油田になる”という夢のような話です。紙ゴミの中にはたくさんの雑菌が含まれており、普通の酵母菌を入れても雑菌に負けて上手く発酵しないというのがこれまででした。それが、熊本大学の発酵学の権威・木田教授が開発した細菌に負けない酵母菌のお蔭で夢の扉が開きました。アルコール臭のするバイオエタノールができました。

 これはすごいですね。毎日捨てられる紙ゴミが資源になる、しかも天候や時間に左右されないので、安定的に確保できますね。これで火力発電所を回せば、元は木ですからカーボンニュートラル。原発もいらないかもしれません。実用化に期待が膨らみます。

にほんブログ村 環境ブログへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

家庭の省エネ

 今朝の日経新聞に、「家庭の省エネに照準」という記事が掲載されていました。

 大手電子部品メーカーが、家庭の電力利用を効率化するホームエネルギー管理システム(HEMS)向け部品の開発を急いでいるということです。

 アルプス電気では、ケーブルを流れる電気の動きを非接触で検知する電流センサーを、競合製品の1/10程度の大きさまで小型化し、玄関の分電盤など狭いスペースにも組み込みやすくするとしています。

 TDKでは、電流の変化を遅延なく検知できる新型の電流センサーを開発しています。この技術をHEMS向けに転用するとしています。

 村田製作所では、自己発電する電池不要のスイッチ部品を開発し、自社製品である小型無線モジュールと組み合わせて、照明やエアコンなどの電化製品を制御する省エネリモコンとして提案していくとのことです。

 電子部品メーカーが、家庭の省エネに照準を合わせ、拡大が予想されるHEMS関連の機器に搭載する電子部品の開発を急いでいる様子がうかがえます。

 (財)省エネルギーセンターは、、「家庭の省エネ・節電」を日常生活や企業等の活動において進めることのできる人材の発掘・育成をねらいとして、平成23年度に「家庭の省エネエキスパート検定」という検定制度を創設しました。今、原発再稼働問題が不透明な中、原油価格の高騰も重なって、電力不足と電気料金の値上げが懸念されています。この検定試験に注目している工務店や街の電気屋さんもおられます。当事者の市民も「家庭の省エネ」に関心を高め、企業もそこをビジネスチャンスとして動き始めています。今年の夏は「家庭の省エネ」で熱くなりそうです。

にほんブログ村 環境ブログへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

LED照明を使う植物工場

 昨日の日経新聞朝刊に、「日本GEが植物工場-LEDでレタス栽培」という記事が掲載されていました。

 宮城県多賀城市で、日本GEがLED照明や温度センサーなどの設備を手がけ、植物工場専門のベンチャー企業、みらい(千葉県松戸市)が工場を運営する計画だそうです。東日本大震災で生産を縮小したソニー仙台テクノロジーセンター内に工場を設けるとしています。今夏をめどにレタスの栽培を始め、その後バジルや水菜などの生産も始める予定だといいます。

 植物工場は天候に左右されず、安定して植物の生産ができることや、無農薬栽培が可能なこと、少ないスペースで生産できること、水耕栽培だと土壌環境に影響されないこと、など多くのメリットがあります。しかし、初期投資が大きいことや、エネルギー使用量が大きくなることなどからコスト高となることがデメリットとされています。露地栽培でできた野菜と競争するとなると、価格もそう高くできず、利益を出すのがなかなか難しいという課題があります。

 植物工場で利益を出すためには、①省エネ等によりランニングコストを下げていく、②生産性を高め、栽培回転率を上げて、収穫量を増やす、③植物工場でしかできない安全・安心・高付加価値の植物を栽培する、などの対策が必要です。

 多くの大学や研究機関で植物工場の研究がされていますし、本記事のように、企業の参入も増えてきました。まだまだ採算のとれている企業は少ないようですが、上記3つの視点で改善がなされていくことを期待したいです。

にほんブログ村 環境ブログへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

太陽光発電関連の動き活発

 今朝の日経新聞朝刊には、太陽光発電に関する記事が4つ掲載されていました①「欧米陰る太陽光発電」②価格、日本でも綱引き-全量買い取り、業界希望出そろう、③太陽光発電関連関西企業が先手、④超薄型の太陽電池、の4つです。

 ①は、ドイツの太陽電池メーカーQセルズの経営破綻に続いて、アメリカでも世界最大級のメガソーラー計画が頓挫したというニュース。Qセルズの経営破綻については、市場規模は拡大しているが、発電コストが高く、中国企業の安値攻勢で価格競争の激化したことと、政府の買い取り価格の見直しが要因と述べています。

 ②は、日本で再生可能エネルギー全量買い取り制度における買い取り価格を巡り、事業者と企業や家庭の綱引きが始まるというニュース。買い取り価格を事業者が採算がとれる水準にしないと再生可能エネルギーの普及が見込めないという論点がある一方、高い買い取り価格は一般家庭や企業に重い負担を強いることになるという懸念があります。

 ③は、買い取り制の導入による需要拡大をにらんで、太陽電池の周辺機器、特に太陽光パネルでつくった直流の電気を交流に変換する「パワーコンデイショナー」市場への参入企業が増えているというニュース。ただ、こちらも中国メーカーの台頭で価格下落の懸念があるとしています。

 ④は、東京大学で食品包装の1/5以下の厚みしかない超薄型太陽電池が開発されたというニュース。薄型リチウムイオン電池を太陽電池の下に貼り付け、発電と蓄電ができる薄型フィルムの開発を目指すとしています。

 その他、和歌山市に出力2000kWのメガソーラーを7月に開設するというニュースも掲載されていました。日本では7月に再生可能エネルギー全量固定買い取り制度がスタートすることを受けて、メガソーラー開設の動きが活発になっています。さらに、3/30に行政刷新会議による「再生可能エネルギーの普及・促進に向けた規制緩和」が発表されました。103項目の規制緩和策が発表されています。

 こうした動きは企業にとってビジネスチャンスですが、競争激化が予想されるだけによほどしっかりした差別化戦略を持って参入しないと成功は難しいと思われます。今年は、懸念される夏の電力不足や電気料金の値上げという経営リスクをいかに回避するかという視点もあり、企業のみならず、需要者としても攻めるか守るか、選択を迫られる年になりそうな気がします。

にほんブログ村 環境ブログへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年2月 | トップページ | 2012年5月 »