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木材を金属のように加工する

 6月30日に放送された「夢の扉」を録画から見ました。テーマは「素材革命!木材が金属やプラスチックに代わる!?」です。 木材というと切削加工しかできないと思っていたのですが、金属やプラスチックのようにプレス加工ができるのです。これは驚きです。

 この技術のポイントは、細胞の間にあるリグニンという物質にあります。リグニンというのは、木の中に含まれている物質で、木の繊維の中に入り込み、鎖のように縛りつけ硬くする性質があります。ある薬剤を染み込ませ熱を加えてプレスするとリグニンが柔らかくなり、一つ一つの細胞が分離し滑り動きだすそうです。さらに熱を加えると木はその形のまま固めることが出来るのだそうです。産業技術研究所の金山公三さんが発見し、「流動成形」という技術として確立しました。詳しくは、産業技術研究所の発表資料「木質材料の流動性発現による複雑三次元成形加工」が参考になります。

 木を自由に成形できれば金属やプラスチックに代わる資源になる可能性があります。以前にもこの番組で「リグニン」にまつわる技術が取り上げられました。木材からリグニンだけを取り出して、それに古紙などのやわらかい木質系廃棄物を形作ってリグニンの養液に浸すことでプラスチックのように固めるという技術です。リグニンについてもっと深く研究すると木材が金属やプラスチックより優れた素材になるかもしれませんね。

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